
米 炊き方
「ご飯って・・・どうやって炊くの?」から始まったひとり暮らしライフ。「たしか、最初に洗うんだよね?」と知識はそれなり。「じゃあ、まずはお米をジャーに入れて・・・」と米びつに手を伸ばし、「1人だから、1合でいっか?」と1合のメモリを勢いよく押すと「ジャー!」というお米が散らばる音が・・・。そう、米びつに手を伸ばしたとき、何を思ったか受け皿を取っていた私。ご飯を炊くどころか、掃除機をかけるハメになりました。
ひとり暮らしとは「初めて」の連続。こんな失敗も珍しくはありません。また、お米を少量だけ炊くというのは研ぎ方や水加減もなかなか難しいものです。1合といわず、3合くらい多めにたいて小分けに冷凍しましょう。食べたいときにすぐ食べられるだけでなく、水道代や電気代の節約にも繋がります。
米の炊き方に違いはあるの?
お米とはいっても、その種類によって炊き方もさまざま。そもそも、日本の主食でもあるお米が最初に作られたのはインドといわれています。炊き方も今とは違い、おかゆのように煮て食べていたそう・・・。それもそのはず、私たちの食卓に上るなじみの白米もあれば、5種類の穀物をブレンドした五穀米、タイ米という外国のお米だってあります。炊き方だって、千差万別ですよね?? それぞれのお米に見合った炊き方をしておいしくいただきましょう♪
米の正しい炊き方って?
ここでは日本人の主食でもある「うるち米」の正しい炊き方をご紹介します。この炊き方だと、普段のお米がさらに美味しくなります! ここで1つアドバイス・・・お米を炊くときは、お釜の8割量で炊きましょう(3合釜であれば2合)。きっと美味しく炊けますよ♪
米の炊き方《計測》
軽量カップ(180ml)やマスに米を山盛りいっぱい入れ、盛り上がっている部分を箸や手ですり切ります。計量機付の米びつは誤差が生じやすいので控えましょう。
米の炊き方《研ぐ》
お米に残っているヌカを落とす大切な作業です。水をたっぷり入れたら軽くまぜ、すぐ水を捨てます。素早く20回ほど手のひらで研ぎ、水を入れて濯いだらまた水を切って素早く手のひらで研ぐ・・・この作業を3回繰り返します。
米の炊き方《水加減》
炊飯器の目盛りはあくまで目安なため、水も軽量カップで測ることをオススメします。お米を美味しく炊くには、研ぐ前の量から2割増しの水加減が目安です。あとはお好みで(硬め、柔めetc)調節しましょう。
米の炊き方《浸漬》
夏場は30分、冬場は1〜2時間ほどお米を水に浸しましょう。浸漬して水分を吸わせることで、より美味しいご飯を炊くことができますよ。
米の炊き方《炊飯》
お米が白くなっていたら炊飯器に入れてスイッチを押しましょう。
米の炊き方《蒸らし》
炊き上がり10〜15分ほど蒸らすと、ご飯の粒がふっくらします。逆に蒸らし時間が短いと、パサパサご飯になってしまうので要注意。
米の炊き方《ほぐし》
せっかくふっくらと炊けても、そのままにしておけば固まってしまいます。十字に切るようにしてしゃもじを入れ、釜の底から上下を入れ替えましょう。
土鍋を使ったお米の炊き方とは?
みなさんは土鍋で炊いたご飯を食べたことがありますか? 土鍋は炊飯器と違い余分な水分を吸ってくれる効果があるため、一粒一粒に張りのあるピンっとしたご飯が炊けます。さらに鍋炊きならではの香ばしい「おこげ」までが楽しめちゃいますよ♪
米の炊き方《土鍋編》
- ボウルに米2合を入れて水を一気に注ぎます。
- 上記の『米の炊き方《研ぐ》』を参照に、米を研いでください。
- 2の米をザルに上げて20分ほど置き、しっかりと水気を切ります。
- 土鍋に3の米と水2カップを入れ、20分間浸漬させます。
- 土鍋に蓋をして中火(強め)にかけます。沸騰後、約20分間は空気穴から蒸気がシューシューと勢いよく出る状態を保ち、蒸気が出きったところでさらに1〜2分間加熱します。火を止めて20分間蒸らしたら蓋を開けて混ぜ、土鍋で炊いたご飯の完成♪
米の炊き方についてのまとめ

ひとり暮らしで自炊する以上、毎日必要になってくるのが「お米」。
そんな毎日食べるものだからこそ、炊き方にもこだわりたいですよね? おいしいご飯(お米)にはおかずなんていりません。
ようするに、おかずがなくてもおいしいご飯だけでお腹が満たされます。
いつもの食卓に土鍋で炊いたご飯が釜ごと出されたら…それだけで豪華な食事に思えませんか??